診療案内 診療案内

診療内容

日帰り手術

レーザー治療について

アレルギー性鼻炎の患者さんにレーザー治療を行っています。所要時間は全部で20分程度。料金は保険の3割負担の方では、約3000円の追加になります。
対象は長年アレルギー性鼻炎に苦しまれていて、特に薬を使っても鼻づまりが強い方に有効です。年齢は中学生頃から可能になります。この治療の狙いは鼻の粘膜をレーザーで焼いてアレルギー反応を減らす。粘膜の腫れをとり鼻づまりを無くす。ことにあります。
やり方はまず、鼻の中を丁寧に麻酔します。少し辛いかと思います。ただし、レーザー治療では痛さは感じません。レーザーだけの時間は10分弱です。終わったらそのまま帰れます。特にスギ花粉症がある方には、シーズン前にやっておくとかなり有効になります。

手術前後の鼻腔内部の様子

鼓膜チューブについて

鼓膜チューブ挿入術は滲出性中耳炎と言って鼓膜の奥に長い間水がたまって聞こえが悪くなり、それがなかなか治らなかったり、急性中耳炎を何回も繰り返してその度に鼓膜切開をしなければならなくなった時に行います。
この手術は鼓膜切開を行った後、直径1~2mmのチューブを切開した穴に挿入するものです。チューブは約1ヶ月から長いもので数年挿入しておきます。これによりチューブの小さな穴から空気が入りその為に耳の中が乾燥して炎症が起こりにくくなります。また、耳は耳管という管で鼻と繋がっていて、中耳炎などを起こして耳の中に膿が溜まってもチューブを入れておくと、チューブの穴が空気穴の役目をして、耳の中に溜まった膿が耳管を通して鼻に出やすくなります。ちょうど、プッチンプリンを開ける時底蓋をプッチンと開けるとプリンがするっと出てくるのと同じことです。
チューブを入れると中に溜まっていた分泌液がなくなるため聞こえはよくなりますし、また入れたために違和感を感じることはほとんどありません。

チューブを入れるタイミング

滲出性中耳炎や反復性急性中耳炎で何回も鼓膜切開をしなければならない場合、滲出液が耳の中に長い間溜まってしまうと鼓膜が薄くなって弱くなったり、耳の中の粘膜にも変化が起こってしまいます。このような時にチューブ挿入を考えます。

チューブ挿入後

手術当日は入浴は控えて下さい。その後は普通でかまいません。水遊びやプールに入るのも問題ありません。