フランス旅行(6)

フランス旅行(6)

パリの滞在も4日目、最終日になりました。
この日も例によって朝早く目が覚めて、ホテルの近くを散歩しています。ホテルはセーヌ川沿いですが、サンジェルマンの一角にあるのでちょっと足を運べば、賑やかな繁華街になります。ボクはその辺りを何遍もうろついて通りや店やカフェをチェックして廻りましたので、もうサンジェルマンの通になってしまいました。
 さて、最終日の予定ですがメインはノートルダム大聖堂とマレ地区のショッピングです。朝はセーヌ川沿いをぶらぶら歩きながらノートルダム大聖堂へと向かいました。

  
朝のセーヌ川です。宵っ張りのパリっ子だから、当然朝は遅いようです。もう8時だというのに、まだ人はあまり見かけません。奥の橋はポンヌフで、右側はシテ島になります。

 

 
せっかくパリに来たから、一回くらいは朝食はカフェ飯にしようということで、シテ島のとあるカフェに立ち寄りました。朝食のメニューです。8ユーロしましたが、大体これくらいが朝食の相場ですし、メニューの内容もどこも同じようなものです。コーヒーなどの飲み物、クロワッサンとタルティーヌ、それとフレッシュジュースの組み合わせが定番です。

 
 
こんな感じです。この後にフレッシュジュースがついています。クロワッサンはどこで食べても変わらずにおいしかったです。これで8ユーロは少し高いような気がします。だからでもないけど、他に誰も居なくてテラスを貸し切りでの朝食でした。

 

ノートルダム大聖堂

  
ノートルダム大聖堂。去年も来ましたが、やっぱり荘厳とい言葉がぴったりです。これが800年も前に建てられたとは信じがたいです。まだ、朝早かったので、クレーン車で清掃していました。また日本人の団体さんがやってきて皆で盛んに記念写真などを撮りまくっていました。ボクも日本人だから当然写真撮りまくりました。人の像はユダヤとイスラエルの王たちで全部で28人います。

 

  
バラ窓の愛称の内部のステンドグラスです。美しい。この一言です。800年前の人たちの「美」や「芸術」に対する感覚は今よりも鋭かったような気がします。それにしても細かい仕事で、手間も時間も並大抵ではなっかたことでしょう。完成するのに170年かかったそうだから仕事は何代も受け継がれてされた訳で、よっぽど「ノートルダム」つまり我らの貴婦人・聖母マリアへの尊敬の念と強い信仰心がなければできることではありません。

 
  
大聖堂の一番奥です。十字架の下には聖母マリアがいます。時刻は朝9時前ですが、この後少数の信者が入ってきて両脇の椅子に座ってミサがはじまりました。こういう光景もこの大聖堂ができてから何百年もの間続けてこられて来たことでしょう。800年も前に建てられたものが今も立派に存在して、しかも日常で使われている。この歴史の重みはやはりヨーロッパですね。たしか、フランス革命の時にはかなり破壊されたようだし、そのあとここでナポレオンが戴冠式もしてるし、ここに立ってるだけでいろんなことに思いを馳せることができました。床はまるで建てたばかりのようにピカピカです。

 

 

サン・ルイ島から見たノートルダム大聖堂。
ノートルダム大聖堂は正面から見ることが多いですが実は後ろから見てもとても美しく立派です。朝日を浴びて一際輝いていました。側面には無数のガーゴイルの像があって皆それぞれ顔が違ってました。ほんとは塔の上まで上がりたかったのですが、朝早くからもう長い行列ができていて時間がなくて断念しました。上にはもっとユニークなガーゴイルたちがいたはずです。
そういえばここは「ノートルダムのせむし男」の舞台ですね。美しくも哀しい物語です。カジモドやエスメラルダが本当に実在していたような気になりました。それにしてもヴィクトル・ユーゴーはこの「ノートルダムのせむし男」といい、「レ・ミゼラブル」といいなんという波乱万丈の小説を書いたんだ。最もユーゴー自身も波瀾万丈の人生だったから書けたのかも。といろいろ考えながらノートルダムを後にしてサン・ルイ島の小さなチーズ屋に行きました。パリでの時間も残りあとわずかです。

 

ラ・フェルム・サントーバン

 
ラ・フェルム・サントーバン(La Ferme Saint-Aubin)という名前のサン・ルイ島にある小さな小さなチーズ屋さんです。Fermeは農夫のことですが、Sant-Aubinは聖オーバンという人の名前でしょうか?この店はなぜかしらどのガイドブックにも必ず載っていてとても気になっていたので、行ってみたくなりました。もしかしてこの店のムッシュは商売上手で日本の業者にコマーシャル料を払って宣伝してもらってるのかも。小さいので気をつけて歩いてないとつい素通りしてしまうような店でした。

 

 

店の中です。入ったとたんチーズのにおいが立ち込めていました。「匂い」というより「臭い」のほうです。中はとても狭くていろんなチーズがそれこそ隙間なくびっしりと置いてありました。あとから調べたら150から200種類はあるそうです。フランス全土にはたしか300種類ものチーズがあるそうで、かつてフランスのシラク大統領が「300ものチーズを作るようなそんな多様なフランス人をどうして一つにまとめることがでできようか?」と嘆いたそうです。それくらいフランス人にはチーズにはこだわりがあるようです。でも日本人のボクはチーズといったら、カマンベールとチェダーチーズとあとはエーッとなんだったかな位の知識です。お土産にと頼まれていたのですがよくわからんかったので店のムッシュの言うままにテキトーに買ってしまいました。いろいろ買ったもんだから2kgくらいになりましたが値段はそれでも50ユーロ程しかしませんでした。やっぱりフランスはパンとチーズは安いなあ。ここでは買ったチーズを真空パックしてくれるとの情報でしたので、せっかく覚えていたフランス語で「真空パック、おねがいします」と言おうとしたらムッシュがなんと先に日本語で「シンクーパック」と言ってきたので、おどろくやらフランス語が使えずがっかりするやら。この店はよっぽど日本人御用達の店のようでした。

 

PAUL

 

PAULはパリで有名なパン屋さんのことであちこちで見かけました。日本にもあるそうですがどこにあるかは知りません。ここで別所さんが日本に買って帰りたいというので、ちょっと立ち寄りました。バゲットを買ったようで、日本に帰ってあとで聞いたらうまかったそうです。パリのパン屋は買うときは写真のようにパンはケースに入ってますから、店員さんに注文しないといけません。日本のように勝手にセルフサービスでパンを選んでトレイに載せてレジで会計というわけにはいきません。おそらくフランスでこれをやるとただ食いというか持ち逃げする人がいるからと思うけど、本当はどうなんだろう。

 

マレ地区



マレ地区フランブルジョワ通りにあるカルナヴァレ博物館中庭です。このマレ地区は昔の貴族の館が一杯あってパリの中でも落ち着いた雰囲気がして、趣がある所です。
カルナヴァレ博物館は庭だけをちょっと見学しました。昔の貴族の館だっただけあって庭がとてもきれいに手入れしてあります。
このカルナヴァレ博物館が一体何者なのか全くしらなかったもんで、中に入らなかったですが、あとで調べたらパリの歴史がわかる資料が展示してあるとのことで、せっかく行ったのに中に入って見とけばよかった。後悔!

 

 SUZETTTE(クレープリー)

 

昼ごろになって腹減ってきたので同じフランブルジョワ通りでたまたま見かけたクレープ屋に入ることにする。パリではクレープというかガレットは食べたことがなかったので、ちょうどよかった。このクレープ屋、ガイドブックにも載っていなくてまったくノーマークでしたが、これが以外とうまかったです。SUZETTEという名前の店。人の名前かな?ここのテラスで頂きました。

 

 

伊藤さん注文。カプチーノ

 

 

松本さん注文。カフェクレム。ボクはシードル、牧田さんは赤ワイン、そして別所さんがアイスティー。カプチーノもカフェクレムもさすがパリしゃれています。ボクが頼んだシードルはうまくておかわりもしました。ガレットにはシードルが合うと書いてあったのですが、本当でした。ガレットにはシードルです。

 

 

 

 

 それぞれが頼んだガレットです。皮がサクサクしていて中にサーモン、ハム、ポテト、トマトなどの具が入っていて、見かけ以上のボリュームがありました。ガイドブックにはこのあとデザートにお菓子系のクレープを頼むのが通の食べ方だと書いてありましたが、とてもとてもこれで十分満腹になりました。店のマドマゼルも追加注文がなかったので、拍子抜けしていました。でもこのガレットがが今回の旅行で食べた中で一番うまかったです。

 

 

食事の前に、店のマドマゼルに撮ってもらった写真です。
パリは9月になると朝晩は肌寒いくらいになりますが、昼間はとても暑いです。この日の太陽の日差しがかなりきつかったです。
でも外で道を歩く人を眺めながら食事をするとパリを実感できます。

 

フランブルジョワ通り
この通りには小さいけどいろんな店がありました。ぶらぶら歩いてウインドーショッピングをするだけでも楽しめるのでは。

 

なんと日本の無印良品です。しかも角地の結構いい場所にありました。

 

 

オリーブオイル専門店です。
松本さんが入ってオリーブオイルを試飲(?)していたみたいでしたが、結局何も買わなかったです。

 

 

L’Artisan Parfumeur
Artisan は職人とか手作り意味なのでおそらく「手作り香水」の意味だと思う。牧田さんと別所さんが入ってた。店員さんがイケメンだったけど、わざわざボクも入って写真撮る勇気はなかったので残念。

 

 

Amourは「愛」 Cageは「カゴ」のこと。
なにやら小物類の店だったよう。

 

BHV(ベーアッシュヴェー

 

このあとはマレ地区から歩いてすぐのパリ市庁舎近くのベーアッシュヴェーに行く。フランス語のBHVをそのまま読んだだけです。なんかの略だろうけど、なんだろうな?この店は「パリ市民がいつも利用するカジュアルなデパート」という感じで、そのせいか日本人はボクたち以外は誰もいませんでした。「土曜日は20時まで」とか「そして、いつも水曜日は21時まで」と書いてあります。中は日本にもあるような生活雑貨ばかりでしたが、しゃれたデザインのキッチン用品があって買いたかったけどかさばって荷物になるのであきらめました。

 

 

ベーアッシュヴェーの前の通りです。
左側の建物がパリ市庁舎です。これもパリらしく、歴史ある立派な建物です。遠くに見える塔はサンジャック塔です。去年このあたりで道に迷ったのですが、その時にサンジャック塔が目印になって助かりました。この道路は一方通行になっていて、左側は一般の車、右側はバスと自転車専用になっています。パリはとにかく一方通行が多いところです。また自転車も多くてびゅんびゅん車が通る脇を平気ですいすいと走ってるのには驚きます。ボクも去年Velibに乗ってみましたが中心部では怖くてよう乗りませんでした。今年はVelibには一度も乗らずじまいでした。
それとパリの人たちは信号をあまり守りません。信号はあくまで目安で、渡れると思ったら赤信号でも自分の判断で横断しています。そこで事故になったらそれこそ自己責任だから仕方ないと思ってるようです。さすが個人主義の国です。よく考えたらそうですね。日本人みたいにバカ正直に交通ルールを守る必要なんてどこにもないです。

 

 

サンジェルマン・ビュッシ通り。
いよいよパリとの別れも間近になり、最後にサンジェルマンに戻ってきました。ここはいつも人で一杯です。もうすっかり、パリの街に溶け込んだ松本さんです。さあ、これからアモリノのアイスクリームを食べます。

 

アモリノ(Amorino)

 

Amorinoはイタリアの有名なアイスクリームだそうです。店は結構狭かったです。皆並んで各自注文していました。

 

 

牧田さん。カップで「ヨーグルト」と「マンゴー」。だったかな。
かなりなボリュームです。よう食べるなあ。

 

 

別所さん。カップでたしか「キャラメル」と「ラズベリー」

 

 

そして最後に松本さん。コーンで「ショコラ」ともう一つはなにかな?
みんなちゃんと自分で注文してました。フランス語できなくても身振り手振りでなんとかなるもんです。

 

Bon Voyage Paris 2010

                                            

  ルーブル美術館にて

あっという間の4日間でした。とにかく事故もなく無事に日本に帰ってこれました。日本に帰ると朝起きるのがしんどかったけど、時差ボケもほとんどなく、次の日からあたりまえのように仕事につけました。患者さんにはご迷惑おかけしましたが、ボクも職員たちもとてもリフレッシュできました。    


ボクにとっては2回目のフランス。去年はどこかすこし構えていたというか、緊張していた自分がいたけど、今年は全く普段着でパリを楽しむことができました。
今回は何しろ大分前からフランス語を勉強して、パリの店や地下鉄、バスなんかも綿密に調べといたから初めての所でも全く違和感がなかったです。明日から突然パリで暮らすことになってもそんなに困らずにパリに溶け込めると思う。
でも、去年初めて行ったときに味わえたサプライズが今回はあまりなかったのが少し残念。逆に職員たちは初めてのパリがとても「新鮮」だったと思う。 

 

オ・シェ・ド・ラベイにて

 

それと全部自分たちで計画して移動もバスと地下鉄だけだったし、ホテルもアパルトマン形式だったので、旅人としてでなくほんのちょっとだけパリに住んだような気になり、パリの日常に触れることができました。

 今回のボクの収穫は、フランス語を勉強してフランス語を少しはしゃべれるようになったためフランス人と同じ目線で話すことができたし、特に緊張もせずにパリの街に入って行けたこと。
でもボクが片言のフランス語をしゃべると相手からフランス語が早口で返ってきたのには参った。早口でしゃべられたらまったくお手上げでした。でも、英語まじりのフランス語とジェスチャーで十分にコニュニケーションが取れるのだと改めて感じました。

 
 

セーヌ河畔にて

今まで自分の中にはどうしても外国人に対するコンプレックスがあったけどそれが少しなくなって来たように思う。
それにしてもフランス人は本当に仕事してるんだろうかと思うくらいに、まっ昼間からたくさんの人たちがカフェでだべっていて、それが夜遅くまで延々と続いていました。ある意味日本人のように仕事に追われてせかせかしていず、ゆとりがあると言うか、人生を楽しんでいるというか、少し羨ましくなりました。
 

サンジェルマン・ビュッシ通りにて

それとフランス人の芸術や文化へのこだわりには正直リスペクトです。ルーブルもオペラ座もノートルダムも建物のくせに呼吸していました。生きているのです。エッフェル塔もそうです。堂々と構えていてボクたち人間を見下ろしていました。
ダ・ヴィンチもゴッホも絵の中で今でもまだ生きてるのです。これから先ボクたちが死んだあともずっとです。
悔しいけど、フランス人には芸術は人間が人間であることの証だことがわかっているのです。参りました。
これからもずっと美しいままのパリでいて欲しい。
また、来るかも。その時まで、オヴァー。そして、メルシー、ボクー。

 

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